フィリピン首都マニラの居住費や生活費

フィリピン首都マニラの居住費や生活費

東京から飛行機で、わずか5時間ほどで到着するフィリピン。暖かい気候もあってビジネスマンのみならず、日本人観光客や留学生も多く訪れています。フィリピンへ滞在するに当たって気になるのが、物価や生活費です。日本と比べると、安いイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

今回はフィリピンの首都マニラの物価と、滞在スタイル別に1か月の生活費をご紹介します。

 

インフレに伴う物価の上昇

近年フィリピンではインフレが加速し、物価の上昇が続いています。2018年9月にフィリピン統計局が発表した消費者物価指数によると、同年8月の物価指数は7月の前年同月と比べて5.7%から6.4%に増えています。

食品や飲料類の物価指数は8.5%と、高い水準です。特に生野菜や魚などの国民の食生活に直結するものは価格が2倍になるなど、低所得層の生活が脅かされています。その他アルコールやタバコ、ガソリンなどの物価上昇も顕著です。

同じフィリピン国内でも、地域によって物価指数は異なります。マニラの物価指数は7%と、全国平均を上回っている状況です。

 

具体的なマニラの物価

それでは具体的に、マニラの物価を項目ごとに見て行きましょう。わかりやすく計算できるよう、1ペソを約2円として記載しています。実際の為替レートはこちらをご参照下さい。

 

家賃

マニラは、トンドや一部のマカティなど、治安が良くない場所が依然残っているため、多くの日本人はセキュリティ付きのコンドミニアムに滞在しています。コンドミニアムには大抵、共用のプールとジムが完備されています。セキュリティが付いていないところの家賃は安いですが、安全面の保障はありません。

単身者向けのStudioタイプ(ワンルームマンション)で、日本円でだいたい2万~4万ペソ(4万~8万円)ほどです。

 

ホテル代

ホテルはゲストハウスや中級ホテル、高級ホテルかなどによって価格は変動します。

マニラにあるゲストハウスの相場は、安いところで1泊250ペソ(500円)位です。安いゲストハウスだと衛生面や、シャワーやトイレなどの水回りに問題がある可能性があります。

安心して宿泊することができるのは、中級ホテル以上です。相場は安い中級ホテルで1泊650ペソ(1300円)、高級ホテルで1泊4500ペソ(9000円)位です。

WiFiに関しては高級ホテルでも貧弱なところがあるので、あまり期待しない方が良いでしょう。

 

食費

食費は自炊か安い食堂、レストランかによって金額が変わります。

自炊の場合、米が5キロで300ペソ(600円)、白菜が1株20ペソ(40円)、鶏肉が1キロで140ペソ(280円)、豚肉が1キロで180ペソ(360円)ほどです。価格は安いですが、野菜や肉は日本と比べると新鮮ではありません。中には傷んでいるものも売られているので、購入前に念入りにチェックしてください。

安い食堂だと40~80ペソ(80~160円)ほどで、ご飯とおかず1品を食べることができます。

レストランはピンキリですが、300~500ペソ(600~1000円)位で、美味しい物を食べることが可能です。

 

交通費

旅行者や滞在者がマニラで良く使うのは、電車とタクシー、バス、そしてジプニーの4つです。

電車は目的地によって料金は変わりますが、だいたいの目安として15~30ペソ(30~60円)位です。安くて旅行者にも利用がしやすいですが、電車内は混雑していてスリが多いので注意が必要です。

タクシーの初乗りは40ペソ(80円)です。距離によって料金は変わりますが、多くのフィリピン人はチップとして10~50(20~100円)ペソほどを上乗せしてドライバーに渡しています。

バスはエアコン付きと、エアコン無しの2種類に分けることができます。利用する場所によって料金は異なります。エアコン付きのバスは1区画12ペソ(24円)、エアコン無しのバスは20ペソ(40円)ほどです。

最後にジプニーです。ジプニーとは、乗り合いバスの意味です。広いマニラの街を網の目のように走っています。使い慣れれば便利ですが、トラブルに巻き込まれることもあるので注意してください。料金はだいたい8ペソ(16円)位です。

 

光熱費

水道代は一人暮らしの家で、月に約100ペソ(200円)ほどと安いです。

反面、電気代は日本とさほど変わりません。一人暮らしの家で月1500~2000ペソ(3000~4000円)です。平均的なフィリピン人の収入からすると、電気代は高いです。暑いからと言ってエアコンをガンガン使っていると、すぐに5000ペソ(1万円)位まで上がってしまいます。

ガスは、ガスボンベを購入して使います。ガスボンベ1キロ当たり、だいたい80ペソ(160円)ほどです。

 

通信費

インターネット通信には、SIMカードの利用が便利です。SIMフリーのスマホやタブレットがあれば、SIMカードを購入するだけでインターネットを利用することができます。6時間インターネットが利用できるSIMカードが、だいたい500ペソ(1000円)位で販売されています。

 

生活スタイル別1か月滞在費の目安

マニラで1か月の滞在費の目安を、スタイル別にご紹介します。

 

なるべく安くバックパッカースタイル

安いゲストハウスの宿泊代が約7500ペソ(15000円)。食費は3食を毎回安い食堂で食べて、約7000ペソ(14000円)。1日2回電車に乗って、約1800ペソ(3600円)。その他、娯楽費や生活必需品、観光費として約5000ペソ(1万円)。

合計してだいたい月に約21300ペソ(42600円)あれば、滞在が可能です。

 

中級ホテル以上でたまに贅沢スタイル

中級ホテルの宿泊代が約19500ペソ(39000円)。食費は朝と昼は安い食堂、夜はレストランで食べて約13800ペソ(27600円)。電車やタクシーを状況によって組み合わせて、約5000ペソ(1万円)。その他、娯楽費や生活必需品、観光費として約1万ペソ(2万円)。

合計で月に約43800ペソ(87600円)位になります。

 

家族でコンドミニアム生活スタイル

お子さんお一人お持ちの3人家族の場合、おそらく十分に満足できる立地と施設を備えたコンドミニアムになると、2ベッドルームで約28000ペソ(56000円)から。食費は基本自炊でたまに外食などすると、だいたい約24000ペソ(48000円)。交通費はあまり外出しない人で約3000ペソ(6000円)、頻繁にする家庭でも12000ペソ’¥(24000円)といったところでしょうか。その他、娯楽費や生活必需品、交際費などが約2万ペソ(4万円)。

合計で月に約75000ペソ(15万円)程度になります。

お仕事の関係でマカティやBGCの中心地に住むとなると、居住費は1.5倍から2倍ぐらいになるかと思います。

最近はネットスーパーや配車アプリが浸透してきた事で、よっぽどお買い物好きな人でも無い限り、大型ショッピングモールの近くに住むメリットというのは薄れつつあります。Lazadaのようなオンラインショッピングモールも年々品質やサービスが向上していっていますから、実際あまり外出する事なく大抵の用事は済ませる事ができるようになってきました。

 

まとめ

いかがでしたか?マニラは物価が上昇していますが、それでも日本と比べると安く滞在することが可能です。選択の幅が広いので、それぞれのスタイルに合った滞在を楽しむことができます。

コメントをのこす