
あなたは大丈夫!?フィリピンでの子育てで絶対にしてはいけない事
経済成長著しいフィリピンでは、日本からの企業進出増加につれてマカティやBGCといったエリアで日本人を見かける機会もだいぶ増えてきました。
お仕事の都合でフィリピンへの赴任が決まった旦那さんと一緒に滞在する奥様方も多く、マカティなどビジネス街では、制服を着た子供たちと一緒に歩くお母さん方をよく見かけます。
しかし、子育てや子供の教育に関しては、ここフィリピンでは色々と気を付けることもあると思います。
日本語はどのように教えるか、英語と日本語を一緒に教えて大丈夫だろうか、などなど疑問は絶えないかと思います。とはいえ正解なんてありませんし、教育方針も家庭に依るところが多いはずです。
そこで今回は、フィリピンで子育てをする際に絶対にしてはいけない事をまとめてみましたので、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです!
子供がまだ小さいうちは信頼できる医療機関へ
ダメ!その①:あまりよく下調べせず子供を最寄りの病院で受診させる
0歳~6歳までのお子様がいる場合、できるだけ設備が整っている信頼できる医療機関を利用しましょう。
フィリピンはまだまだ発展途上ですので、一般的な病院の設備や医療全体のシステムに関しては、日本より低いレベルなのが現状です。
しかしフィリピンにも、マカティやポートボニファシオ(BGC)などの大都市では先進国並みに医療設備が整っている病院もあります。
中には日本語で対応しているジャパンデスクもあり、英語やタガログ語でのコミュニーケーションを取るのが難しい方にとっては、非常に頼りになるかと思います。特に小さい子供はいろいろとデリケートですから、フィリピンの環境になかなか慣れず、体調面では常に不安に感じるでしょうから、できればこういったきちんとした病院に通うことをおすすめします。
https://myph.fun/hospital-in-manila-for-japanese/
大都市以外でも、バギオやセブなどの地方にある病院も記事もまとめてありますので、こちらも参考にいただけたらうれしいです。
https://myph.fun/hospital-in-cebu-baguio-for-japanese/
子供には甘いものを与え過ぎないように!
ダメ!その②:子どもに甘いものばかり与える
これは日本でも共通して言えることなのですが、フィリピンではあまり甘いものをお子さんにあげるのは避けた方がいいでしょう。
というのも、フィリピン料理は、全体的に日本と比べ甘く調理される傾向があり、国内で売られている炭酸飲料やお菓子も日本のものと比べると甘すぎたり
ローカルの子供たちはそういった甘いものを食べる機会が多いからか、虫歯だらけの子や、まだ小さいのに歯が殆ど無いような子すらいます。
甘い物だけでなく、フィリピンの塩辛いスナックの食べ過ぎで尿路感染症になったという子が私の親戚にもいたので、甘いものに限らず健康に害があるものはなるべく避けましょう。私の親戚の子も決して珍しい例というワケではなく、フィリピンでは3歳の子どもが糖尿病にかかって死亡したという例もありますから、子どもたちが口にするものは必ず、一度自分の口で審査してから与えましょう。
小さいお子さんを一人で外出させる事はまぁ無いかとは思いますが、セブンイレブンなどのコンビニでも気軽に甘いものが買えてしまうので、そちらも十分気を付けましょう。
2012年の統計では、約33000人が糖尿病にかかっているというデータが出ており、さらに驚く事に、2030年には少なくとも600万人前後のフィリピン人が糖尿病に掛かるという予想までされています。
お子さんだけでなく、大人もフィリピンの食生活には気を付けましょう。
子どもを連れて交通量の多い場所に長時間滞在しない
ダメ!その③:空気の良くないエリアで長時間子供を遊ばせる
外出する場合は、なるべく長時間お子さんを外に出すのは避けた方が良いでしょう。特にジープニーやバスの通行が多い場所は排気ガスがとても多く、お子様の健康にはよくありません。
さらにフィリピンの治安はそこまでいいとは言えず、治安が良くなってきているとは言え外ではひったくりやスリの被害に合う可能性も全くゼロではないので、大人が同伴していたとしても同じ場所に長時間いるのはあまり好ましくありません。
また、運転のマナーは日本と比べてとても悪く、気をつけていないと車とぶつかる場合もありますので用心してください。
フィリピンでメイドを雇用する際に気を付けること
ダメ!その④:メイドさんを信頼し過ぎる
フィリピンではメイドを安く雇用することができ、いろいろと身の回りの生活をサポートしてくれます。日本では富裕層しか雇えないイメージがかなり強いかもしれませんが、フィリピンではそれなりの収入があればメイドを雇うことは一般的です。
基本的に住み込み、または週数回という具合に分けて通うスタイルなど様々ですが、メイドさんの給料は住み込みの場合は1ヶ月の給料で3000〜5000ペソ(約6,000〜10,000円)で、通い混みは1日500ペソ(約1,000円)が相場となっています。
※紹介業者さんを通じて雇われる場合やプライベートチューターも兼ねているメイドさんの場合は相場の3倍以上になります。
しかしメイドの中には、スマートフォンや指輪など高価なものを盗んで逃亡してしまう者もいます。
信頼できる人からメイドを紹介してもらうのがベターではあるのですが、それでも信頼し過ぎるのは危険です。
メイドによる幼児虐待の心配も
フィリピンではヤヤという小さいお子様の面倒をみる役目をもつメイドさんがいて。勤務中は育児に関するすべてのことを対応します。しかし、ここフィリピンでは世話をしている子供を虐待してしまうケースも一部報道で取り上げられており、ヤヤを雇う際にも十分気を付けなければいけません。
それでもヤヤという存在は、お子様にとってはかけがえのない存在になる場合が大半で、動画のようなケースは最悪の事態と言えます。
しかし、親はその最悪のケースも想定しておかなくてはなりませんから、一緒に過ごす上でメイドさんを邪険にしたり、日常の態度の変化に鈍感になってはいけません。メイドと言えど不満やストレスはあります。
もしそのストレスの原因が雇い主にある場合、その矛先がお子さんの方へ向いてしまう可能性も無きにしもあらずです。
今回はフィリピンのネガティブな部分がだいぶ凝縮された記事になってしまいましたが、子どもを最悪の事態に巻き込まないのは親の責任です。
あまり神経質になりすぎるのもどうかとは思いますが、逆に楽観的過ぎるのもいざという時パニックを起こしてしまいます。
常に親御さんが意識する事で、良くない事態を回避できれば、きっと毎日を楽しく過ごせるはずです。
子育てに関しては色々と不安は残るかもしれませんが、小さい頃から英語など様々な言語に触れられるのは、この国で生活するメリットの一つではないでしょうか。
今後も子育てに関する情報を、皆さんと共有できるよう頑張ります!
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